膝痛と筋肉

変形性膝関節症は高齢の方の病気と思われていますが、40代以降になると増え始めます。
膝の軟骨がすり減って、炎症が起きると痛みを感じます。
その炎症によって水が溜まることもあります。
女性ホルモンのエストロゲンは骨や軟骨、筋肉に影響するので、閉経後の女性に多い傾向にあります。

膝の痛みの原因の一つが筋力低下で、筋肉が減っていくと膝関節への負担が増え、痛みが増します。
また、運動不足で動かさないと、膝関節の柔軟性が落ちて硬くなり、痛みが増します。
運動不足で体重が増えると、膝関節の負担も増え、痛みが増します。

膝の痛みの予防
①筋肉をつける。
②じっとせずに動かして、柔軟性を失わせないようにする。
③体重を増やしすぎないように気を付ける。
これらに注意して、膝への負担を減らすこと。

運動はできるだけ早く始めるのがベストですが、
なってしまっても初期の段階なら進行を遅らせることが出来ます。

膝周りだけでなく足腰の筋肉を鍛えることが必要なので、ウォーキングは有効です。
他には、水の中で歩いたり、エアロバイクを漕いだりするのも膝への負担が少ない運動として推奨されています。
すでに痛みがある方は、無理せずできる範囲の筋トレなどのエクササイズがいいでしょう。

太もも(前側)の筋トレ
床に座り、片足は立て、もう一方の片足を伸ばして膝の下に丸めたタオルなどをおきます。
タオルを押し付けるようにし、深呼吸しながらその状態でキープ
力を抜く
何度か繰り返して、反対側も行う。