腰痛について
腰の骨は5つあります。
骨と骨の間に椎間板があり、クッションの役目をしています。
椎間板は靭帯で結びつけられ、腰を動かすときに筋肉が使われています。
腰痛は、この筋肉の使い過ぎによるものや、椎間板に問題が出たり、骨そのものに異常が出たり、その他の病気の症状として現れたり、原因がさまざまです。
鍼灸やマッサージでは、筋肉の使い過ぎによる腰痛を改善を主として治療しています。
使いすぎの原因もいくつかあります。
姿勢が悪いこと、運動のしすぎ、働きすぎ、太りすぎ、筋肉が弱いことなどが挙げられます。
姿勢が悪いと聞くと猫背などが思い浮かぶかと思いますが、ちょっとした身体の使い方でも腰痛になりえます。
つま先の角度が少し違うだけで、股関節や仙腸関節などの骨盤の関節に負担がかかります。
若い頃は大きな筋肉でカバーできていたことも、年齢とともに筋肉が減っていくと負担がかかり、痛みが出ることがあります。
偏った身体の使い方をしている自覚のある方は、太もものストレッチをしたり、腹筋や背筋、体幹の筋肉を使うことを意識して、腰痛を防ぎましょう。
そして、筋肉が張って硬くなってきたら、ひどくないうちにほぐしましょう。
痛みが出てから一旦おさまると「治った」と感じますが、治っていません。
放置すると、さらに硬化が進み、関節や骨にも影響してきます。
寒いときは、特に血流が悪くなり、硬くなります。
虫歯と同じでひどくないうちに対処した方が、早く楽に良くなりますよ。