静電気

空気が乾燥していると、静電気が気になりますよね。
綿のものは静電気が起きにくいのですが、寒いとコットンの衣類だけでは厳しくなります。

素材には、+プラスの帯電性があるものから−マイナスの帯電性があるものまであります。
プラスとマイナスの、かけ離れた素材同士を重ね着すると、静電気が起きやすくなります。
ポリエステル(マイナス)のスカートにナイロン(プラス)のストッキング、ウール(プラス)のニットに、ポリエステル(マイナス)のアウターなどです。

アウトドアやスポーツメーカーでは、静電気を起こしにくい加工した製品もありますが、一般の衣類ではなかなかありません。
例外としてはキュプラがあります。
キュプラは静電気が起きにくい再生繊維で、これが裏地の製品は静電気が起きにくくなります。

緊急の方法として、消臭剤をかけるという方法もあります。
いわゆる、ファブリーズやリセッシュなどです。
裏地がしっとりするくらい吹きかけて、乾かしてから着ると、格段に静電気が起きにくくなります。
洗濯すれば効果は無くなります。
色落ち、色の変化などがないか、裾の裏地などで確認してから試してくださいね。