いつの間にか骨折
女性の50代では9人に一人、60代では3人に一人、70代では2人に一人が骨粗しょう症だとされています。
男性も70代以上は要注意です。
骨粗しょう症になるリスクを上げる要因として、タバコ、飲み過ぎ、ステロイド系の薬、動脈硬化、肺・腎臓・肝臓などの内臓疾患、運動不足などがあります。
タバコの弊害は云うに及ばず。
お酒は一日純アルコール50gとると、大体骨頭骨折リスクは70%上がるそうです。
純アルコール50gとは、ビールで1,250ml、ワインは500ml、焼酎500mlほどです。
お酒や運動などは、依存症になる前ならば、意識でなんとかできる分野です。
コロナ禍で外出しない、歩かないことが増え、体力が落ちている方も多いと思います。
筋肉とともに骨も弱っているかもしれません。
年齢とともに骨量は減っていきます。
骨密度が減っても生活に支障はないので気づきにくいですが、骨折しやすくなります。
骨粗しょう症で骨折しやすいところは、背骨・手首・太ももの付け根です。
転ばなくても、ちょっとした動作で背骨が潰れてしまうことがあります。
年齢を重ね、骨粗しょう症や筋力の低下で身体を動かすことがおっくうになったり、転ぶことが怖くなると、出歩くことも嫌になってしまいます。
歩かないとバランス感覚が衰えるので、転びやすくなります。
骨の成長には衝撃が必要なので、歩いたり、ジャンプしたりといった動作が少なくなると、さらに骨が弱ります。
運動不足でいると、関節も痛く感じます。
痛いから、動かなくなると、より筋肉や骨が弱っていきます。
最初は少しでもかまいませんので、歩きましょう。
筋肉は使えば増えて動かせるようになるので、すればするほど楽になっていきます。
壮大な計画を立てない、他人と比べない、過去の自分と比べない。
以上の3点を守って、無理なく続けてみてください。